ものを見ているだけで、目に疲労感や痛みを感じる状態のことを眼精疲労といいます。酷い時には、頭痛、嘔吐、肩こりを伴うこともあります。眼精疲労は、ただ目が疲れているだけとは限りません。ストレスや何かしらの疾患が原因の可能性もあるため、十分な休憩や睡眠時間を取ったとしても回復しないことがあります。
様々な要因が潜む眼精疲労には主に4つの原因が考えられます。● 眼の病気が原因
眼精疲労を引き起こす眼の病気には、【屈折異常】【老視】【ドライアイ】【白内障】【緑内障】【斜視】が挙げられます。この場合、眼の病気そのものを治療する必要があるので、正しい治療を受けましょう。
● 身体の疾患が原因
【風邪】【自律神経失調症】【更年期障害】【インフルエンザ】【虫歯】など、身体の病気でも眼精疲労はおこります。その場合は、まず原因となっている病気を治療しましょう。
● 環境が原因
パソコンやテレビ・携帯電話のディスプレイを観続けたり、エアコンで室内が乾燥したり、暗いところで文字を読んだり、と目を酷使すると眼精疲労を引き起こしやすくなります。適度に目を休め、目にかかる負担を減らすようにしましょう。
● 精神的なストレスが原因
精神的なストレスが溜まると、目の状態が悪くないにも関わらず疲れや痛みを感じるようになります。目の状態は悪くないので、元となっているストレスを解消するようにしましょう。十分な睡眠をとり、スポーツや旅行など趣味を楽しむのが有効な治療法です。
眼精疲労は、疲れが溜まったから起こるという単純なものではありません。発症する過程は人それぞれ異なるので、原因にあった治療を行いましょう。