花粉が鼻や目の粘膜に付着した際に、アレルギー反応を起こす病気が花粉症です。日本では、4人に1人が花粉症だと言われており、クシャミや鼻水、目のかゆみが主な症状です。花粉症を引き起こすとされる植物は、スギやヒノキ、ブタクサ、カナムグラなどをはじめ、その数はおよそ60種類にもおよびます。
現代社会で生きていく以上、いつ誰が花粉症を発症してもおかしくありません。
● 投薬治療
経口薬などを使用して一時的に症状を緩和させる治療法です。対症療法になるので、花粉症を根本から治す治療法ではありません。
また、通常使用される薬で治まらない時は、ステロイド剤を使用することもあります。
花粉症の患者が増加している理由は、地面がアスファルトに覆われ、花粉が土の中の微生物によって分解されず残るようになったことや食生活が変化したこと、生活様式が変化したことによって免疫力が低下したことなどが挙げられます。いずれにせよ、花粉症は誰にでもおこりえる病気です。
くしゃみや鼻水が止まらないなど症状が出始めた際は、一度アレルギー検診を受け、花粉症かどうかを専門医に診てもらうようにしましょう。