月別アーカイブ: 2021年7月

「初音ミク・クロニクル」

アート展「初音ミク・クロニクル」を品川 THE GRAND HALLで見た。撮影自由の、等身大初音ミクフィギュアが素晴らしい出来だった。さらに、公式イラストを担当したKEIによる、ツインテールではないポニーテールの初音ミクifのイラストが心を掴んだ。こちらは撮影禁止。

スマホアプリを利用した拡張現実ギャラリーガイドはあった。しかし、空間全体を作品化するインスタレーションを中心とした展示を期待していたが違った。映像ももっと数多く出すべきだ。

世界にタメ張れる日本出身の歌手は初音ミクしかいないと思っている筆者は、TOKYO2020開会式の演出では満足できなかった。

名曲「メルト」を含んだ、supercellの1stアルバム「supercell」が世に出たのは、2009年3月だった。ここらへんから多くの人が熱狂にとり憑かれた。このアルバムの中では「ブラック★ロックシューター」が一番好きだ。

中川翔子出演「SHOW BOY」

生しょこたんを見るために、2021.7.8 マチネの、シアタークリエの舞台「SHOW BOY」に行った。しょこたんがTwitterで、これのメイクと衣裳を話題にしていたのだ。素敵だったのでチケットを取った。

ジャニーズの男性4人のユニット、「ふぉ〜ゆ〜」の持ちネタの舞台で、今回は2年ぶり2回目の公演となる。演出はウォーリー木下。

巨大な豪華客船の最大の見世物は、キャバレー・キットカットクラブで午前0時に開幕するショーステージだ。しょこたんが支配人として取り仕切っている。準備に追われるキャバレーの裏側では、あちこちでトラブルが同時発生していた。

しょこたんはジャニーズの面々に負けることなくダンスをこなした。一人だけ背が低いのが目立つのがご愛嬌。唄も良かった。「裏方」を演じるふぉ〜ゆ〜の福田悠太が弟で、しょこたんが姉の役柄だったがそつなく演じられていた。太い声を出していたのは役作りの結果か。のどを痛めていないかと心配になった。

唐十郎「任侠外伝 玄海灘」

女優、李麗仙が、2021.6.22逝去された。

紅テント、状況劇場で主演女優を務め、アングラの女王とも呼ばれた。唐十郎の元妻、大鶴義丹のお母様である。

このブログで以前に触れたが、状況劇場の芝居は1975年の「糸姫」から観ていた。根津甚八と李麗仙が主演という形が定着して久しく、小林薫がメキメキ実力をつけていった時代である。人気は凄いものだった。毎回、テントにぎゅう詰めになって舞台を観た。

故人を偲ぶにあたって、映像ならすぐに再生できる。「任侠外伝 玄海灘」は、1976年公開の、唐十郎が監督した唯一の映画である。大学の劇団の先輩が端役だが出演したので、個人的にも感慨深い。映画のオープニング曲の韓国現代歌謡を、李麗仙と密航の女達で焚き火を囲んで歌うところが写真のシーンだ。

出演者から教わった歌詞はこうだ、

サランエー コーンモッコリ コッケマンデュローソ サーラハヌーン ターンシネゲ コーロテュリゴシッボー  ターシヌーサーラハヌイマウーン アルゴケシルカー

これだけの情報で、こはら眼科の峰村健司先生が曲名、歌詞を調べて日本語訳をつけてくれた。이영숙(イ・ヨンスク)が唄う꽃목걸이(花の首飾り)で1972年の曲である。

歌詞カードは、以下のURLで参照できる。

https://blog.daum.net/memil9599/45

愛の花の首飾り きれいに作って 愛するあなたに かけて差し上げたい。 あなたを愛するこの気持 ご存知でいらっしゃるだろうか  (以下繰り返し)

Apple Musicに元の曲があった。これは映画のオープニング曲と同じものだ。

https://music.apple.com/jp/album/%EA%BD%83%EB%AA%A9%EA%B1%B8%EC%9D%B4/1064556037?i=1064556111