米国の1950年代の黒人差別を、ラヴクラフトのクトゥルー神話の世界観を交えて詳細に描き出したドラマ「ラヴクラフトカントリー」が面白い。レンタルDVDで観た。
凝りに凝った設定を、Webで1話ずつ映画評論家、町山智浩が解説している。この話を聞いた上で、映像を2回見直さないとダメだ。内容の半分も理解できないまま終わらせてしまうところだった。
シーズン1、全10話で、シーズン2以降は製作されないことが決定している。第10話は、これから物語は新しい展開を見せるといった終わり方だっただけに、続編が作られないのは本当に残念だ。
これをきっかけにして、奴隷制の歴史の知識を深めていきたい。Netflixオリジナルドラマ、「失われた海賊王国」では、カリブの海賊の社会は民主主義的な共和制だったこと。海賊船に襲われた奴隷貿易船の商品であった奴隷は、海賊仲間として対等に迎えられたことが描かれている。例外はあったようだが。