キャンディス・バーゲン出演「魚が出てきた日」

映画の紹介。1960年代に飛んで、1968年公開の映画。

1966年に実際に起こった、パロマレス米軍機墜落事故を題材としたブラック・コメディ。スペイン南部の上空で米軍の爆撃機B-52Gと空中給油機KC-135が衝突・墜落し、水素爆弾4つが落下した。

映画ではエーゲ海の孤島カロス島に水爆とプルトニウムと思われる核物質のはいった金属ケースが落っことされる。

監督はマイケル・カコヤニスのギリシャ・イギリス合作。

手塚治虫の「火の鳥」が載っていた漫画雑誌「COM」を、小学生の筆者は愛読していた。本誌に連載された石ノ森章太郎の実験的なイメージ中心の漫画「JUN」にこの映画のシーンが引用されていたので、この映画のことは公開当初から知っていた。

キャンディス・バーゲンが登場するのは、残り40分となってからだ。

リアルタイムに銀幕でキャンディス・バーゲンを観て惹かれたのは、1970年のアメリカン・ニューシネマの代表作の1つ「ソルジャー・ブルー」の方だ。無抵抗の先住民たちに行った無差別虐殺である、サンドクリークの虐殺を扱っている。こちらは広く知られた映画なので、紹介はまた別の時に。