ベルナルド・ベルトルッチ「革命前夜」

映画「殺し」で監督デビューを22歳にして果たした、ベルトルッチの第2作「革命前夜」(1964年)をレンタルDVDで観た。

イタリア、パルマの青年ファブリツィオは、ブルジョワ階級でありながら共産党員のマルクス主義者だった。同じブルジョワ階級のクレリアと婚約しているが、別れるつもりになっていた。親友アゴスティーノの突然の死にショックを受ける。ミラノから母親の妹である若い叔母ジーナがやって来た。二人は近親相姦の関係にはまりこんでいく。

魅力的な叔母を、アドリアーナ・アスティが演じる。精神疾患の転地療養のためパルマに来ていて、ミラノには帰れない。映画はアドリアーナ・アスティの演技に全部持っていかれた。