今回は検査担当の石渡が書かせて頂きます。
先日母が目が真っ赤になったと言って騒いでいたことがありました.
今までそんなことになったことが無かったらしく慌てて近くの眼科に行ったらしいのですが結膜下出血と診断されて戻ってきました。特に目薬も出されずそのまま自然に治ると言われホッとした様子でした。
この結膜下出血というものは充血とは違い、結膜下の小さい血管が破れ白目に血だまりのようなものができるのが特徴です。中には白目全体が出血で真っ赤になる人もいます。大体は1~2週間程で自然に引いてきます。出血量が多い方だと数カ月かかることもあります(兎の目のようになったなんて表現をされる方もいますね)。また、自覚症状はなく、家族や友人に指摘されて気付く方も多いようです。どちらにしても特に治療は必要はありません。また人に移る事もありません(周りの人からは心配されると思いますが、、、)。
また原因に関しては不明なことが多く、くしゃみや咳、過飲酒、月経、乾き、水中眼鏡の絞めすぎなどで引き起こされると言われていますが思い当たる誘因がなくても症状がでることも多いです。
たまになる分にはそこまで心配いらないのですが眼外傷を受けた場合、痛みやかゆみを伴う場合、頻繁に繰り返す場合などは他の病変も合併している可能性もあるので放っておかずに一度眼科を受診して精査してみてください。