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「疲れ目」について

こんにちは。看護師の中村です。
明日から3月に入り、段々と暖かくなってきますね。
花粉の飛散も始まっているので、体調に気をつけてお過ごしください。
今回は、疲れ目についてお話しさせていただきます。
疲れ目には、「眼疲労」と「眼精疲労」があります。言い方が違うだけで同じものと思いがちですが、実は違うものです。
一番の違いは、症状の重さになります。
「眼疲労」は、一時的に目が疲れ 睡眠など休息で自然に解消されるので、体への影響はありません。
「眼精疲労」は、ドライアイ・視力低下・頭痛・肩こり・吐き気など体の症状が継続的に出るので、何らかの改善策をとらないと症状が治りません。
眼精疲労の原因で最も多いのが、スマートフォンやパソコンなどを長時間使用することによる目の疲れです。
目の疲れを感じていなくても、1時間のうち10分ほどは休憩して遠方を見たり、まばたきの回数を増やしたり、眼球を動かして筋肉をほぐしたりなど、目の休息を心がけましょう。
目の疲れは、日常的によく起きるためつい軽視してしまいがちですが、目の病気から起きたりメガネやコンタクトの度数が合っていないなど、様々な原因も考えられます。
ただの疲れ目と自己判断せず早めの受診をおすすめします。

近視ってどういう眼?

 

ひらと眼科検査員の吉村です。

 

皆さんも近視、遠視、乱視、という言葉を聞いたことがあると思います。

中でも「近視」は最もよく聞く屈折異常なのではないでしょうか?

今回は近視について簡単にどういう状態なのか説明したいと思います。

 

「近視」これはその名の通り、近くにピントの合った眼ということです。

近視の方はよく「私は目が悪いから…」と言いがちですが、実は近くを見るにはいい眼とも言えます。

 

ただし、人の眼は構造上意志の力でピントを近くに寄せることは出来ますが、遠くに合わせることは出来ません。

ですから、たとえば近視により眼前から50㎝のところにピントが合ってしまっている方は、50㎝より遠くは見づらいですが、50㎝から手前は自分の力で調節して見ることができます。

逆に言うとこの方の場合、明視出来る範囲が半径50㎝のみとなる為、生活の支障になりやすいとも言えます。

 

また、左右で近視の強さが異なる方も多く、眼鏡等での適切な矯正が必要となります。

眼鏡を掛けると度が進む…と思い込んでいる方も多いようですが、度数や使い方が適正であればそういったことはありません。

むしろ見えづらいまま生活してしまうと、眼の機能そのものが衰えてしまうことがありますので、眼科やメガネ屋さんで常に適切な矯正をすることが重要です。