月別アーカイブ: 2018年3月

可愛らしさと瞳の秘密

みなさんこんにちは、視能訓練士の村上です。

今日は可愛らしさと瞳の大きさについてのお話をしようと思います。

1番の猫の写真と2番の猫の写真を比べて、皆さんはどちらの猫の写真に可愛らしさや親しみを感じますか?

多くの方は1番の写真の猫だと思います。(私は猫好きなのでどちらもとても可愛らしく見えます笑)実はどちらも同じ我が家の猫なのですが、大きな違いは瞳孔(黒目)の大きさです。

では瞳孔の大きさの違いでなぜ印象が違うのでしょうか?

京都大学で顔の魅力と可愛らしさについて、論文が発表されましたがその秘密はハッキリとは明らかになっていないそうです。ただ瞳孔が拡大すると魅力的に見えるという報告があり、虹彩(茶目)の色素の薄い白人モデルさんたちは撮影の際に瞳孔を広げる薬を使うそうです。

古代ローマでもベラドンナという植物を用いて(眼科でもしばし利用される硫酸アトロピンの原料です)瞳孔を大きく見せようとしていたようです。自分を美しく見せるために本当に体を張っていますね。

瞳孔の大きくなった相手を見ると、その人を魅力的だと感じる事はお分かりいただけたと思いますが、自分自身が好意を持った相手を見たり、興味のある事に対して自身の瞳孔が大きく広がることも分かってます。それにより相手やその場の雰囲気がキラキラと輝いてより魅力的に感じるそうです。

目はこころの窓とも言いますし、顔を見て話す時、最初に見るのはまず瞳だと思います。それだけ無意識のうちに相手の瞳を気にしているのかもしれませんね。

花粉症なら無理をせず・・・。

こんにちは、検査員の梅澤です。

最近は暖かい日も増え、厚着する事も少なくなって来ましたね。

この時期に多い症状が皆さんご存知、花粉症です。

日本ではアレルギーの代表格ですね。

今回はそんな花粉症とコンタクトレンズのお話を少しだけ。

当院をコンタクトレンズの定期検査でご受診頂いている方には、花粉症をお持ちの方も多くいらっしゃいます。

くしゃみ鼻水に留まらず、眼の痒みやゴロゴロ等を訴え、中には症状が強くコンタクトレンズの装用を一時中断して頂くケースもあります。

コンタクトレンズと言っても眼にとって異物に変わりはないので、無理をして装用を続けると症状が悪化しコンタクトレンズを着けられなくなったり、角膜潰瘍など重篤な症状を引き起こす可能性もあるからです。

この時期は眼鏡で過ごして頂いた方が良いかも知れませんが、どうしてもコンタクトレンズが必要な時もあるでしょう。

医師の指示でコンタクトレンズの装用を中止して頂く事もありますが、それ以外の方でもいつもより装用時間を短めにしてみたりするだけで、眼への負担軽減に繋がります。

2週間や1ヶ月の使い捨てコンタクトレンズをご利用の場合は、症状が出ている時期だけ1日タイプをご利用頂くのも良いですね。

最近ちょっと眼の調子が悪いな?と思ったら無理をせず、眼科の受診をお勧めします。