月別アーカイブ: 2018年5月

鳥の目

暗所で目が見えにくくなる夜盲症のことを「鳥目」と言ったりすることから
鳥類は暗所が苦手と思われがちですよね

そもそも「鳥目」と言われるようになったのは、多くの鳥類が昼行性で
夜間にほとんど活動しないことや、鳥類のなかでも比較的に身近なニワトリが
夜に視力低下することから鳥類全体にこのイメージが生まれただけであって
実際には、夜間でもほとんどの鳥類が人類よりも視覚が良いそうです。

また、日中の見え方でも人間は色の識別が三種類(三原色:赤・青・緑)ですが
鳥たちは四種類(四原色:赤・青・緑・透明(紫外線))を見分けることが出来ると言われています。
人間には紫外線が見えないので想像するしかありませんが
鳥は私たちよりも色彩豊かな景色が見えている事になりますね。

 

 

 

 

 

 

 

最後に、、写真は私の家で飼っているセキセイインコです
体長15cm程ですが、小っちゃくても視力は人間の約3~4倍
視野はなんと300度以上あります。
良く見ると下睫毛もちゃんと生えているんです!可愛いですよね♡

笈西

緑内障発作とは

こんにちは。スタッフの村田です。

今回は、以前説明した続きで、緑内障発作のメカニズムについてお話しようと思います。

まず、緑内障発作とはどの様なものなのか。                        急激に眼圧が上昇し、眼痛・充血・目のかすみのほか、頭痛や吐き気を自覚することもあります。発作を起こすと視野が欠け、それは一生元には戻りません。眼圧が50(正常は10~20)mmHgに上昇したまま1週間も経てば失明してしまうこともあり得ます。                発作が起きた場合は、速やかに発作を解除して眼圧を下げることが大切です。

では、なぜ緑内障発作が起きてしまうのか。                        それは眼圧という眼の硬さに関係しています。著しく眼圧が上昇することによって眼が硬くなり、視神経にダメージを与えてしまいます。眼の中は房水と呼ばれる液体が循環していて、その房水が定まった経路で眼の中を循環する事により、ほぼ一定の圧力が眼内に発生し眼球の硬さが保たれていますが、その房水が何らかの障害で排出されずに、眼の中に溜まってしまい、眼圧が急上昇してしまうのが緑内障発作のメカニズムです。

この緑内障発作が、内服薬の副作用で引き起こされてしまう場合があります。そのため、市販薬等の注意事項に『緑内障の方は禁忌』と記載がある訳ですが、内服でなぜ緑内障発作が引き起こされてしまうのか?それは、また次の機会に説明させて頂こうと思っています。