こんにちは。
ひらと眼科、視覚能訓練士の渡辺です。
今回は、よく眼科で用いられる検査機器についてのお話をしようと思います。
眼科に来られたことのある方なら誰しも見たことがあるであろう、風景の真ん中に気球が写っている絵を見る検査は何を調べるものなのか、皆さんはご存知でしょうか?
これについては、検査の最中に患者さんから度々質問されます。
この器械は、眼の屈折度数を調べるもので、それぞれの眼の近視、遠視、乱視がどれだけあるのかを器械が自動的に測定してくれます。
ただ、これだけで視力が分かるわけではなく、器械で測った度数は自覚的な視力検査の度数と必ずしも一致するわけではないので、あくまで参考程度に用います。
また、自覚が乏しい患者さんも多くいらっしゃるので、その場合には器械で測った他覚的な度数と、その方の自覚的に見やすいと感じる度数、理解力などを総合的にみて視力の検査を行っています。
検査をしていて何か疑問に思ったことがあれば、お気軽に質問してみてくださいね。