ご注意!!プール熱が増加中

こんにちは。スタッフの村田です。

今回は、前回の続きで緑内障についてお話しようと思っていましたが、ここ最近、プール熱が流行しているとニュースで伝えていたので、その事に触れたいと思います。

『プール熱』とは、夏に流行のピークを迎える咽頭(いんとう)結膜熱の事で、きちんと消毒のできていないプールで感染することがあり、プール熱と呼ばれています。

2003年ごろから冬にも患者が増える傾向が見られるようになったそうですが、国立感染症研究所によると、今年は、この時期としては過去10年で最多となっていて、今後さらに患者が増える恐れがあるとの事で注意が必要です。

患者は5歳以下の子どもに多いですが、最近ではお子さんから親に感染したり、職場での感染も多いようです。

咽頭結膜熱は、アデノウイルスというウイルスが原因ですが、せきなどのしぶき、便のほか、タオルや目薬の使い回しでも感染します。のどの痛み、結膜炎を引き起こし、肺炎になることもあります。

せっけんと流水による手洗いに加え、消毒用アルコールで子どもが触れるドアノブやおもちゃを拭くなど対策をしっかり取らないと、かなりの確率でご家族内で感染していまいます。

お子さんが咽頭結膜熱の診断を受けた場合は、学校保健法で登園、登校が禁止と定められている為、登園、登校は出来ません。                              インフルエンザとは異なり、症状は眼の充血、めやにがほとんどですので、「保育園や学校には行けません」と説明すると驚く保護者の方が多いですが、それだけ伝染力が強い病気ですので、小さなお子さんがいるご家庭では流行中の今は特にご注意を。