緑内障とは…

皆さん、こんにちは。

ひらと眼科スタッフの村田です。

今回は、緑内障についてお話しようと思います。

まず、病名の由来から。なぜ「緑」なのか?別に目が緑色になる病気ではありません。18世紀ヨーロッパでは「目の中が濁る病気」「濁る=緑色」というのが病名の由来です。

緑内障とは、何らかの原因で視神経が障害され視野(見える範囲)が狭くなる病気で、2003年の調査では、日本人の20人に1人が緑内障と診断され、失明原因の第1位が緑内障となっています!

この病気の怖いところは、気づかないうちに病気が進行し、さらに進行してしまった症状は元に戻らないという事。では、なぜ気づかないのでしょうか?

それは、ほとんどの場合が、痛くもかゆくもなんともない慢性のもので自覚症状がないからなのです。片方の視野が欠けてしまっても、もう片方の眼で補っているので、本人も気が付かないうちにゆっくり病気が進行し末期にならないと視野欠損や視力低下が自覚できない為、失明に至る場合もあります。

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他の病気と違い、一度悪くなると元の視野・視力に戻らなので早期発見がとても大切になります。

  • 物が二重に見えたり、物がゆがんで見える方
  • 強度近視の方
  • 身内に緑内障患者がいる方
  • 糖尿病の方
  • 40歳以上の方

以上に該当する方は一度、眼科検診を受けられてはいかがでしょうか?