冬の乾燥と目の関係

こんにちは。看護師の中村です。
寒さも少しずつ厳しくなり、本格的な冬がやって来ますね。

冬は一年のなかでも、最も空気が乾燥する季節です。

外の空気だけではなく室内の空気も、暖房の使用により さらに乾燥して、 肌だけではなく目からも水分を奪っていきます。

目の表面は、涙の膜で 常に覆われています。

涙の膜は、「目の表面の乾燥を防ぐ」「ゴミやホコリを洗い流す」「目に酸素や栄養分を運ぶ」「物がハッキリ見えるように、目の表面を滑らかに保つ」などの役割があります。

空気が乾燥すると、その涙の膜が蒸発しやすく 涙の量が少なくなり、角膜が外気に触れて 目が乾いたり、かすんだり、疲れたりなどの症状を招きやすくなるそうです。

日頃から

・室内は加湿器などを使用し適切な湿度を保つ

・暖房器具からの風が、直接目に当たらないようにする

・意識的に まばたきをして、目の表面に涙を送りこむ

・コンタクトレンズの長時間装用を避ける

・パソコンやスマートフォンの長時間使用を避ける

など、目が乾燥しにくい環境を整えることが大切です。

 

症状が長引くと、ドライアイになってしまうこともありますので、症状が改善しない場合は、早めに受診しましょう。