オシャレの裏には…

こんにちは。受付スタッフの村田です。

今回はカラーコンタクトレンズ(以下カラコン)の安全性のお話をしたいと思います。

実は、コンタクトレンズを初めて使用する人の中で、カラコン目的がほとんどって知っていましたか??

オシャレ目的で手軽に購入できるカラコン。その大半が10代~20代の女性が使用しています。        特に多いのが女子高校生の使用です。

女子高校生のほとんどが、ディスカウント店でカラコンを購入しています。
その理由は・・・
1.眼科に行かなくても購入できる
2.親の許可なく自分で購入できる
3.安い・好きな色がたくさんある

眼科だと親に保険証を借りないといけない。カラコンを反対されてしまう。
その結果、自分で気軽に購入できる店にどうしても行ってしまいますよね。

カラコンでトラブルを起こすと我慢する人、眼科受診してもカラコン使用を隠す人、
親に言えずに一人で眼科受診する人が結構います。

コンタクトには正しいサイズと度数が必須です。                                     市販で販売されているカラコンの中には残念ながら粗悪な素材のコンタクトがたくさんあります。

50年前に日本で販売されていたコンタクトより性能が悪いコンタクトが大多数です。               そのため、カラコンのトラブルが年々増加しているのです。特に海外での製造品は要注意です。       大型ディスカウント店・ネット通販の商品にはくれぐれも気を付けてください。

手軽に購入・装用できるコンタクトの裏にはリスクが沢山隠れています。
消費者が自由に選べる時代、コンタクトに対する正しい知識がより一層大切だと感じます。

コンタクトは正しく安全に使いましょうネ

近視について

皆様、あけましておめでとうございます。今年も当院をよろしくお願いします。

2016年最初のブログは検査の石渡が近視について書かせて頂きます!

 

僕の前回の投稿で父が老眼鏡を作りに眼鏡屋さんに行った話をしましたが、実は最近僕自身も眼鏡屋さんに行きました。理由は最近遠くが見づらく、特に夕方や夜に運転をしていると標識などが見えない・・・

視力を測ってみたら0.4位しか見えていない(´;ω;`)

さすがにこれはまずいと思い25歳にして眼鏡デビューをしました(:。:)

今までずっと裸眼で過ごしてたのでなんか悔しい気もしますが、近視が進んでいました・・・

 

近視というと成長期の時期に進むイメージがあると思いますが、実は20歳前後までは進行するといわれています。もちろん個人差があるので全然進まない人もいれば、僕のように20代半ばで進む人もいます。デスクワークや事務作業などで近方の物や細かい字を見ることが多い人なども眼精疲労や乾きと共に近視が進みやすい傾向にあるようです。

 

一度進行した近視を元に戻すことは出来ないので自身に合った度数を把握しておくのが大切です。当院では眼鏡処方、コンタクトレンズ処方を行っているので度数が合っているか調べるのは勿論、ライフスタイルに沿った度数の提案もさせて頂いています。今の見え方に見づらさを感じるようなら是非1度ご来院下さい。

兎眼について

ひらと眼科スタッフの菱沼です。

みなさん、兎眼(とがん)という病名はご存知ですか?

私は眼科で働くようなって初めて耳にしました。

兎眼とは、顔面神経が麻痺するために、その支配下にある目を動かす筋肉が麻痺し、目をきちんと閉じることができなくなる病気です。

目の表面は、通常涙のバリアや瞼を閉じることで様々な障害から守られています。

ところが、目を閉じることができないと、目の表面が常に乾燥して、涙のバリアが崩れていきます。

涙のバリアが崩れた部分の角膜(黒目)に細菌などが侵入すると、さまざまな障害が起こります。

症状としては目の表面の強い乾き、ごろつき感、痛みが起こります。症状が長く続くと、角膜の表面が濁り視力も低下してきます。

治療の第一は顔面神経麻痺を治すことです。

眼科的には対処療法として、次のような対策があります。

・乾燥防止のため、保水効果の高い目薬を何回もさす

・治療用のソフトコンタクトレンズをはめ、水分の蒸発を防ぐ

・就寝時、眼軟膏を塗り、眼帯をする

・室内の湿度を上げ、外出時には保護眼鏡を着用する

ところで兎眼の由来となった「うさぎ」についてですが、うさぎは目を閉じることが出来ないのでしょうか?

答えはノーです。

我が家ではミニロップという種類のたれ耳うさぎを飼っているのですが、寝る時には目を閉じています。

ただ、物音がするとすぐに起きてしまうので完全に閉じているところはまだ数回しか見た事がありません。起きている時もほとんど瞬きはしていないように感じます。乾いていないのでしょうか。答えはうさぎに聞いてみないとわかりません。

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写真を撮る音で起きて半目状態です。

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ロップイヤーラッビットの中でも大きい種類のミニロップです。

起きている時はいつも眼をぱっちり開いています。

祝1周年!!!

皆さん、こんにちは。

 

今回は、“視能訓練士”(orhtoptist)という職業についてお話しようと思います。

皆さんは、“視能訓練士”をご存じでしょうか?

欧米では古くから医療専門職として定着していますが、日本での歴史は浅く、初めて耳にしたという方もいらっしゃるかと思います。

 

視能訓練士は、眼科診療に関わる検査をはじめ、両眼視機能に異常をもつ斜視や弱視の患者様(主に小児)に両眼視を回復させるための訓練およびこれに必要な検査を行います。

 

両眼視機能とは、両眼同時にものを見る能力のことをいいます。両眼視という働きがあるおかげで私たちはものを立体的に見ることができます。両眼視が発達するためには、いくつかの条件が必要です。その中でも、両眼の視力にあまり差がないこと、眼のずれ(斜視)がないことが重要です。

 

人の視機能(視力や両眼視)は9歳前後には大人と同じ機能が完成することが分かっています。それまでに、両眼の視力に差があったり、斜視があったりすると十分な両眼視機能が獲得できないままになってしまいますが、早いうちに治療をすることで正常な両眼視機能を獲得できます。

 

お子様の眼を見て、明らかな斜視があれば見た目で気がつくことができますが、弱視の場合にはお子様自身が「見えない」や「見えにくい」というように訴えることはほとんどないため、他の症状でたまたま眼科にかかり、弱視を発見したということも稀な話ではありません。

 

日常生活においてお子様が、何かものにぶつかりやすかったり、転びやすかったりする場合には、両眼を使って本当にしっかり見えているのか一度、検査を受けてみてはいかがでしょうか。

 

 

ひらと眼科は2014年11月22日に開院し、無事1周年を迎えることができました。

今後も、患者様に満足していただけるような最高の医療を提供していきたいです。

今後もひらと眼科をよろしくお願い致します。                 渡辺

手術について

こんにちは。
ひらと眼科スタッフ久留飛です。

今日はひらと眼科で行っている手術をご紹介したいと思います。

現在、ひらと眼科では白内障手術を始め、硝子体の手術や硝子体内注射、霰粒腫の切開などの手術を行っています。

手術というと、重く考えてしまうかと思いますが・・・こちらではすべて日帰りで手術を行っているので入院と比べ気軽に受けることができ、個人差や手術内容にも拠りますがどの手術も比較的短い時間で終わるので身体への負担も少ないです。

術後は何日間かは続けて通院して頂きますが経過が順調であればどんどん受診間隔をあけていけます。

お仕事が忙しい方などもご相談頂ければ通院日は調整できます。

受診したその日に急に手術をする様なことはなく、よく話し合って日程を決めることができるのでご安心ください!

海外の目薬

こんにちは。 ひらと眼科看護師の竹下です。

秋らしいさわやかな陽気が続いていますが、空気も乾燥してきています。

空気が乾燥していると、目の表面から涙液が蒸発しやすくなります。

ですので、ドライアイにもなりやすい季節でもあります。

私は以前フランスに住んでいた事があるのですが、フランスは一年を通じて日本よりも乾燥が強く、ドライアイに悩まされました。

日本から持参した目薬を使っていましたが、フランス人はこのひどい乾燥の中でも平気なのかな~?と思いました。

周りで目薬を使っている人、使っている姿を見かけた事はありませんでした。

あまり目の乾燥やドライアイを自覚する人は少ないようです。

薬局でも日本のような品揃えはなく…一番見かけるのがこちらです。

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名前は INNOXA (イノクサ) お値段5.9€ (約800円)

説明書には〈角膜への水分補給によって、疲れ目の症状が和らぎます。〉とあり、ドライアイ対応の目薬のようですが、薬局の人は「白目がキレイになる、女優さんも愛用よ♪」と言っていたような…??

成分は天然由来で、説明書には ヤグルマギク/ニワトコ/カモミールマンサク・・・と植物の名前がズラリ。

ヤグルマギクのせいか、色は鮮やかなブルー!!

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点眼した後の青い涙はなかなか衝撃的ですね。

つけ心地はやさしく、しみません。

※ちなみにフランス語で目薬は collyre (コリール)、またはgouttes pour les yeux (直訳すると目の為の滴)です。

日本ではドライアイの目薬はたくさんあります。

ドライアイの原因も乾燥だけでなく、様々な原因や要素があります。

目が疲れやすい、しょぼしょぼする、ゴロゴロするなどの症状がありましたら、ドライアイかもしれません。

一度受診してみてください。

 

ちょっとした目薬のはなし

こんにちは。ひらと眼科看護師の長谷川です。

突然ですが、目薬は上手にさせていますか??

手術、結膜炎、ドライアイ、疲れ目などなど眼科には点眼がつきもの(?)です。しかし「目薬が上手にできなくて…」という声をよく聞きます。

一般的にはこんな感じで点眼してくださいと言われるのですが…

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そうは言われても難しいものは難しい!!

色々とお話をうかがってみると「目に入らずあちこち落ちてしまう」という方が多いように思います。

特にほっぺたに目薬が落ちてしまうという方は上手に上を向けていない(向けない)ことが原因の可能性が高いです。

まず、背もたれのある椅子に浅めに座って

次に、背もたれに寄りかかって行ってください

これだけで上を向きやすくなると思います!

「目薬が苦手なの」という方は是非試してみて下さい!

また、「目薬が入ったかどうかわからない」という方は点眼薬を冷蔵庫で冷やして下さい。さした時に冷たいので入った感覚がすると思いますよ。

ちょっとした目薬のお話しでした。

取材

こんにちは。

ひらと眼科スタッフの笈西です。

先日、院長である平戸先生がドクターズ・ファイルという、病院・医師の基本情報だけでなく診療方針や得意な治療・検診まで紹介してくれる、ウェブサイトの取材を受けましたので、その時の様子をお届けしようと思います。

当日はライターの方やカメラマンの方にお越し頂き本格的な雰囲気のなか取材開始。まずは診察室の様子を撮影しつつインタビュー。

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次に待合室に移動し、先生まだまだ語ります!

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最後に先生の趣味の話までたっぷりとお話し、インタビューは無事終了です。

今回の取材内容はドクターズ・ファイルのwebページが出来上がりましたら、お知らせにてご案内させて頂きます。近日公開予定です、お楽しみに!

 

 

 

老眼について

初めまして!ひらと眼科検査担当の石渡です!(^^)

先日僕の父が手元が見づらいと言い、老眼鏡を作り替えに眼鏡屋さんに行ってました。ボソッと「若い頃はばっちり見えていたのになぁ」としみじみと呟いていました。

元々目が良い人の方が老眼を感じやすくなります。それはピントが遠くに合っているので近くを見る時に調節力を多く使うからです。このピントを合わせる力、「調節力」が年齢とともに弱っていくのが老眼なのです。

よく近視の人が「裸眼でバッチリみえるから大丈夫!」と言いますが、それは近視の人は元々ピントが近くに合っているのでそう見えるのです。いつもの眼鏡を掛けて近くを見てみてください。見づらいようなら老眼が始まっているかもしれません。

自覚がなくても40歳を過ぎたら老眼は始まっていると言われています。気になる方は一度当院にお越し頂いて検査を受けてみてはいかがでしょう(・・?

緑内障とは…

皆さん、こんにちは。

ひらと眼科スタッフの村田です。

今回は、緑内障についてお話しようと思います。

まず、病名の由来から。なぜ「緑」なのか?別に目が緑色になる病気ではありません。18世紀ヨーロッパでは「目の中が濁る病気」「濁る=緑色」というのが病名の由来です。

緑内障とは、何らかの原因で視神経が障害され視野(見える範囲)が狭くなる病気で、2003年の調査では、日本人の20人に1人が緑内障と診断され、失明原因の第1位が緑内障となっています!

この病気の怖いところは、気づかないうちに病気が進行し、さらに進行してしまった症状は元に戻らないという事。では、なぜ気づかないのでしょうか?

それは、ほとんどの場合が、痛くもかゆくもなんともない慢性のもので自覚症状がないからなのです。片方の視野が欠けてしまっても、もう片方の眼で補っているので、本人も気が付かないうちにゆっくり病気が進行し末期にならないと視野欠損や視力低下が自覚できない為、失明に至る場合もあります。

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他の病気と違い、一度悪くなると元の視野・視力に戻らなので早期発見がとても大切になります。

  • 物が二重に見えたり、物がゆがんで見える方
  • 強度近視の方
  • 身内に緑内障患者がいる方
  • 糖尿病の方
  • 40歳以上の方

以上に該当する方は一度、眼科検診を受けられてはいかがでしょうか?